デイサービスけっぱれ
水源町にあるデイサービスけっぱれさんのご紹介です!けっぱれさんは地域密着型通所介護事業所です。
地域密着型通所介護とは?
地域密着型通所介護とは、定員18人以下の小規模なデイサービスで、入浴や食事などの介護支援や機能訓練、レクリエーションを楽しむ時間などを、日帰りの時間帯の中で提供するサービスです。
トヨタ地域包括支援センターさんより、「素敵な作品を作っている事業所さんがあるよ~!」とけっぱれさんをご紹介していただき、お邪魔させていただきました。まず、デイサービスにお邪魔すると目に入ってくる作品の数々!

実はこれらの多くは普通ならゴミになってしまうものを活用して作られているのです。これらは何から作られていると思いますか?



正解は、①卵の殻 ②着物の帯 ③落花生 でした!面白いアイデアですよね!

こちらは折り紙や和紙で作られた傘です。写真だと伝わりにくいのですが、この傘はなんと開閉できるのです!スタッフさんが利用者さんに作り方をお伝えしたら、見事に作られたとのことです。傘を作られた方にお話を伺うと、「スタッフさんが教えてくれたからできたの。みんなが見てくれてうれしい。」と素敵な笑顔を見せてくださいました。
創作リハビリが生まれたきっかけ
なぜ、このような創作リハビリが生まれたのでしょうか?管理者の門田さんにお話を伺いました。

創作をする時、①何を作るか決める→②必要な物を考える→③物を取りに行く→④作品を作る→⑤片づけるという工程が生まれます。その中でできるところは邪魔せず、できないところをサポートするという姿勢をスタッフさんが一貫されていました。創作の一連の流れがリハビリになっているのです。
デイサービスを利用し始められた時に、「いつお迎えが来てもいい。」と後ろ向きだった利用者様が、創作リハビリをする中で「1つ楽しみができた。まだ頑張らんとね。」と言われるようになったとのこと。捨ててしまうものから素敵な作品が生まれ、その過程がリハビリであり、楽しみになっているのです。利用者さんの生きがいを創り出す、スタッフさんの関わりとアイデアが素晴らしいなぁと感じました。
捨てちゃう布が〇〇に!?
豊南交流館さんからとよた多世代参加支援プロジェクトに「捨ててしまう布があるからよかったら使ってもらえないですか?」とご相談がありました。

この布を地域のために活用できないかな?と思い、同じ豊南地区のけっぱれさんにご相談させていただきました。「なんか作ってみます!」と快く受け取ってくださり、出来上がったのがこちらです!



とても素敵なカーネーションとてるてる坊主が完成しました!
スタッフさんと利用者さんが「この布で何を作りましょうか?」と考えていた時、利用者さんから、「母の日に、亡くなった母に白いカーネーションを贈りたい」とのお話がありました。そこから生まれたのがこの素敵なカーネーションです。大きな布をみんなで引っ張りながらカットするところから、楽しく作業されたようです。
スタッフさんからは「完成したカーネーションを見て、皆さんキレイ~!と喜ばれ、さらに熱心に創作に取り組まれていました!」とのご感想をいただきました。
こちらの作品たちを布を提供してくださった豊南交流館の方にお見せすると「ステキな作品に生まれ変わってうれしいです!」と喜んでいただきました。
10/25~11/7の期間中、豊南交流館さんにけっぱれさんの作品が展示されました。豊南交流館さんのホームページにも紹介されていますので、ぜひご覧ください♪
捨ててしまう布がデイサービスの利用者さんの楽しみや生きがいになり、さらに布から生まれた作品たちを豊南交流館さんに展示させていただけたことでけっぱれさんと地域の方々と繋がるきっかけが生まれました!

デイサービスけっぱれ 【住所】豊田市前山5-27-1
豊南交流館 【HP】https://ph-toyota.jp/guide/hounan/