REPORT

2023.09.21 レポート

あそびとまなびとくらしの家 ちゃぽっと

今回はとよた多世代参加支援プロジェクト会員の「あそびとまなびとくらしの家 ちゃぽっと」さんのご紹介です!
豊栄町にあるちゃぽっとさんにお邪魔し、代表の杉山佐由紀さんにお話を伺いました。

ちゃぽっとを始めたきっかけ

「子どもたちが習い事以外に集まれる場所があるといいな。」
「子どもたちにはいろんな人と関わってほしい。」
という思いを持った杉山さんはそういう居場所を作りたいと考えていました。

試験的に公共の場を借りて居場所づくりをされたようですが、杉山さんの思う理想の空間を作ろうとするとやはり「場所」が必要。

それから物件を探していたところ、10年かけて今の場所が見つかったのだそうです。

人も資源も循環する場所

ちゃぽっとさんの家の中には、不要になった服を交換できる古着コーナーやおもちゃを借りられるコーナー、マンガを読めるコーナーなどがあり、畑ではお野菜などを栽培しています。

「おもちゃを返しに来ました!また、別のを借りていってもいいですか?」と来られた親子。

モノ(資源)があることでそれを借りに来たり、遊びに来る人がいて、そのついでにちょっとお話をする。

ちゃぽっとにある「資源」が「人」の循環を生んでいました。

左が古着コーナー、右がおもちゃコーナー

「すみません」ではなく、「ありがとう」が言い合える場所に

本当に困っている人は「困っている」と言えないのではないか。
「ちゃぽっとを本当に困っている人が来られる場所にしたい。」と話す杉山さん。

困っている人が来やすい場所にするにはどうしたらいいのか、、、

今回お邪魔させていただいた日、皆さんが庭の草抜きをされていました。
1か月ほどちゃぽっとを開けていなかったため、庭の草が大変なことになっていたよう。
そこで、杉山さんはSNSで「助けに来てください!」と協力を求めたところ、多くの方が手伝いに来てくださったとのこと。

杉山さん自身が困ったときに「助けて」と協力を求めていたのです。

その「助けて」があるからそこに人が集い、繋がりが生まれる。
普段から「顔の見える関係」を作っておくことで、いざ困ったときに「助けて」が言いやすくなる。
杉山さん自身が、地域の方同士の「顔の見える関係」を作ってくださっていると感じました。

そして、困っている人が、ただ助けてもらうのではなく、ちゃぽっとで何か役割を担うことで、「すみません」ではなく、お互いに「ありがとう」を言い合える場所にしたい。という思いも聞かせていただきました。

最後に

ちゃぽっとさんには毎回近所の方が昼食の準備の手伝いに来てくださっているようで、その方にお話を伺いました。

昼食の準備を手伝ってくださっている近所の方

「デイサービスには行ってるけど、それ以外は家族以外と話すことはないから、こういう場所が近くにあってよかった。」

ちゃぽっとさんのように、家でもなく、専門機関でもない、ふらっと気軽に足を運べる場所が家の近くにあれば、「誰かと話したり、助けてが言えたり、子どもも大人も繋がれる」人は地域にはたくさんいるのではないかと思います。

杉山さんにお話を伺いながら、改めて、ちゃぽっとさんのような居場所がたくさんあるといいなと実感しました。

是非、お気軽にちゃぽっとさんに足を運んでみてください!

あそびとまなびとくらしの家 ちゃぽっと
【住所】豊栄町9丁目99-5(県営住宅近く)
【お問合せ】090-5614-3587
【Instagram】http://instagram.com/cha.potto?igshid=MzRIODBiNWFIZA==
【Facebook】https://www.facebook.com/people/%E3%81%82%E3%81%9D%E3%81%B3%E3%81%A8%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%A8%E3%81%BE%E3%81%AA%E3%81%B3%E3%81%AE%E5%AE%B6-%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%BD%E3%81%A3%E3%81%A8/100063443330424/

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