じゅずTSUNAGI
とよた多世代参加支援プロジェクト会員の仏壇店「光明堂」さんと就労継続支援B型事業所「ねこのて」のコラボレーションで、数珠を使ったヘアアクセサリーが誕生しました。
きっかけは、会員同士の「会話」から
家庭で不要になり、光明堂さんが引き取った数珠の再利用をB型事業所の利用者がアクセサリーに作り替えて販売する。
この商品の誕生のウラには、とよた多世代参加支援プロジェクト企業会員が他の企業会員に対して「地域共生社会の実現」に関して、情報提供をしたことから始まりました。
光明堂さんから、数珠の活用を提案していただき、仏壇屋で福祉事業所の管理者等と一緒に数珠を手に取り、意見交換をしたことからアイデアが膨らみました。
分解作業と新たな組付けをB型事業所で実施してみると、思った通り、誰もが驚くほど、素敵な商品に生まれ変わったというストーリー。
福祉事業所を「プラットホーム」に
とよた多世代参加支援プロジェクトでは、「極端に社会参加の少ない若者たち」の参加支援を進める展開を検討しています。
そんな中での数珠の再利用&商品化。
「ねこのて」での作業が始まるとほぼ同時に、一人の若者に声をかけ、
本人がその気になったことから、「ねこのて」で利用者と一緒に数珠の作業を始めることができました。
若者の気持ちや強みを1年かけて丁寧に聞き取っていたことが、本人の参加につながりました。
一人で電車に乗って出かけ、「ねこのて」で他の人たちと作業をする。
という本人にとっては、これまでにない大きな体験にチャレンジしています。
不安もありますが、確実に本人の次のステップにつながっています。
まさに「じゅずTSUNAGI」
とよた多世代参加支援プロジェクトは、
〇困りごとを抱える人に寄り添っている支援者とのつながり
〇本人の気持ちに寄り添う人とのつながり
〇やりたいことが実現できるための「居場所」や「役割」を作り出す
会員同士のつながり
そして「福祉事業所に来られるのは、一定の条件を満たした人」という
これまでの在り方から少し横出しをしていただける会員事業所の思い。
これら全ての思いを「つなぎ合わせた」取り組みになりました。