ママがほっとできる場所は高齢者の方が楽しめる場所でした
「子育てをしていると、親同士ゆっくり話す時間がない」
「昔 お寺のあまさんだったのよ」
「相談したいけれど、誰に話したらいいか分からない」
「我が子と過ごすのはたのしい。でも時々、ひとりぼっちに感じる」
「私、保育士だったのよ」
「子育ての相談できる人はどにいるの」
これらの困りごとやできることがお寺という場で実現できました。
子育て中のママたちは小さな孤独を抱えています。私もそうでした。
誰かに聞いてもらいたいけど、どうしたらいいかな…
そんなママたちはとよた多世代参加支援プロジェクトが開催した空想ファクトリ–で出会うことができました。
ママリトリートという団体をつくり、気がつくとお寺でママたちが安心して話せる場所を作り始めていました。

ここは豊田市土橋町にある法雲寺。
仏様が見守る畳の広間で、「はじまりのうた」から始まり、親子でのふれあい遊び、ママ同士の座談会、お抹茶のお点前、おくりさんのお話、そして静かなプチ瞑想…。
おくりさんとは 住職の奥さんのこと。
慌ただしい毎日を送るママが、ほんの少しだけ肩の力を抜き、「自分に戻れる時間」を過ごします。
後からお寺のことを聞くと「お寺は本来、誰もが集まり、心を休める場所でありたい」と法雲寺のおくりさん。


ふと目を向けると、地域の高齢者やボランティアが子どもたちを見守り、
「今日はこんなことができるようになったね」
「大きくなったね」と成長を一緒に喜んでくれます。
親でも先生でもない、地域のおじいちゃん、おばあちゃんのような存在。

ここでは高齢者もやりたいことを叶えられる場所でもありました。
地域包括さんなどから高齢者の方のやりがいや楽しみにつながる活動はないかとよた多世代にお話がありました。地域の高齢者も加わり、子どもを見守ったり、ママの話に耳を傾けたりと、それぞれができる形で関わっています。
今では定期的にボランティアで参加していただき 笑顔を見るとつながって良かったなと感じます。
高齢者の方の役割ができました。
この場所の特徴は、参加するだけでは終わらないことです。参加していたママが、自分の得意なことを生かして運営にも関わるようになっています。
例えば、写真が得意なママは、子どもたちや家族の笑顔を写真に残します。デザインが得意なママはチラシを作り、SNSが得意なママはInstagramで活動を発信します。また、友人や知人に声をかけ、新しい親子とのつながりを広げるママもいます。刺繍が得意な方は手作りの名札を制作します。
誰かが一方的に支えるのではなく、それぞれが「自分にできること」を持ち寄ることで、自然と役割が生まれています。子育て中のママも、高齢者も、地域の人も、一人ひとりが主役となり、自分らしく関われる場になっています。
このような関係性が生まれることで、「子育てを支援される場所」ではなく、「みんなで地域をつくる場所」へと育っていくと思います。
こうした取り組みは特別なものではなく、地域にあるお寺など身近な場所だからこそ実現できるものではないでしょうか?

ママリトリートとよた(代表 近藤さん) ※写真右側
「ママの安らぎお寺カフェ」
~親も子も、自分らしく、ホッとできるひとときを~
日時:毎月一回 (基本 第二月曜日)
※8月、12月、4月はお休み
場所:法雲寺(豊田市土橋町8-6)
【インスタグラム】
https://www.instagram.com/mama.retreat.toyota?igsh=ZnptN2R3enJva3h0