地域の果実を活かすプロジェクト『とれとれ』
たわわに実った柿の木
秋になると、多くの庭先にたわわに実った柿の木を見かけます。
収穫して干し柿にしたり、ご近所に配ったりする方もいらっしゃいますよね。
それがその方にとっての楽しみだったり、ご近所さんとのお話のネタになったりしているのではないかと思います。
一方で、もう食べ頃なのに全く手がつけられていない柿や、道に落ちてしまっている柿も見かけることはありませんか?
なぜ、そんなことになっているのでしょうか?
ある日、とある包括支援センターの方からとよた多世代参加支援プロジェクト事務局に一本の電話が入りました。
この課題を解決するために、「自分で採れなくなった作物を誰かが採ってくれるしくみを作ろう!」と考え始めます。
たわわになった柿の木、誰が採るの?
「柿を採ってほしい」という声がある一方で、事務局は別の声も聞いていました。
福祉事業所の方々の声です。収穫してもらうのにピッタリの方たちがいました。
これらの声をマッチングさせたのが、地域の困りごとを地域で活動したい事業所で解決するしくみ『とれとれ』です。
『とれとれ』が目指すもの
ただ、果実を「収穫をする・してもらう」だけではなく、その奥にはこんな絵があってほしいと考えています。
柿が採れなくなった高齢者にとっては…
収穫してもらうことで、干し柿づくりがまたできるようになったり、柿をご近所さんに配って喜んでもらえたり、その人の楽しみや人とのつながりが増えるようなしくみ。
地域と繋がりたい福祉事業所にとっては…
収穫のお手伝いをすることで、地域の方から「ありがとう」と言われたり、地域の方との繋がりを作れるようなしくみ。
さらには、ここに、社会に出ることに不安を抱えている若者を混ぜたらどうでしょうか?
例えば、普段ずっと家にいて、家族以外と関わることがない引きこもりの方や、仕事はしてみたいけどまだ自信がない人。
そんな人にとっては、社会に一歩踏み出すきっかけになるしくみになるといいなと思います。
相談から収穫までの流れ
収穫に困っている人を知っているよ!という方、社会に出るきっかけがほしいと思っている人やそんな人を知っているよ!という方は、ぜひ、ご連絡ください(※愛知県豊田市内に限ります)。
【お問い合わせ】とよた多世代参加支援プロジェクト 070-2244-1410