えっちゃんふぁーむ。
今回はとよた多世代参加支援プロジェクト会員の「えっちゃんふぁーむ。」さんのご紹介です!
えっちゃんふぁーむ。さんは豊田市大林町の畑農家さんです。
その農園にお邪魔させていただき、大岡悦子さんにお話を伺いました。
えっちゃんふぁーむ。さんではナスをメインに、サツマイモ、人参、白菜、ブロッコリーなどたくさんの種類の野菜を栽培・販売されています。
農家さんの困りごと×社会参加
とよた多世代参加支援プロジェクトでは、これまで多くの農家さんと会話をしてきました。
参加の機会を求める人たちに、何か体験してもらう仕事が農家さんから切り出せるといいなと思い、会話をしていくと、特に個人で営まれている方からいくつかの仕事が切り出せそうな手ごたえがありました。
多世代事務局がイベントに参加したときにお知り合いになった、えっちゃん。
その後早速、えっちゃんふぁーむ。さんの畑に出かけて、具体的な話を聞かせていただきました。
会員事業所のP-BASEには、地域の人たちが集えるちょっとしたスペース「しばきち」という場所があり、現在、地域の高齢者の方や社会参加を求める若者などにお越しいただき、おしゃべりをしたり、作業のお手伝いをしたりしています。
今回、えっちゃんふぁーむ。さんの袋詰め野菜に貼るシールのカット作業を「しばきち」に持ってきてみました。
「これ、始めて聞く名前の野菜だね。どんな野菜なのかな?」「食べてみたいね♪」などとお話をしながら楽しく作業をしてくださっています。
実際にこのシールがどのように活用されているのか気になり、後日、作業をしていただいた方と一緒にえっちゃんふぁーむ。さんの農園にお邪魔させていただきました。
作業をしていただいた方からは「こうやって実際に使われているのを見ると嬉しいね!」というお声がありました。
シールカットの作業の意味
シールカットの作業は、作業をする方にとってどのような意味があるのか?
例えば、
・家の外に出るきっかけになる
・人が集まるきっかけになる
・居場所になる
・誰かの役に立てる
・扱う仕事の内容によって、そこに集う人のおしゃべりの種になる
・野菜作りのご苦労を、少し感じられる など
たったひとつの作業によって「人と人」、「人と地域」が繋がるかもしれない。
「ありがとう」の一言で誰かの役に立てていると自信を持てる人がいるかもしれない。
とよた多世代参加支援プロジェクトでは、だれもが安心して暮らし続けることができるように「誰かの困りごと」を「誰が」「どのように」解決していくかを考えています。
困りごとを解決するときに、その手段がただの作業で終わらないように、ひとつの作業が誰かにとっての役割であったり、楽しみであったり、何か意味あるものになるような活動を目指しています。
今回は、「えっちゃんふぁーむ。さんの困りごと」と「何かの役に立ちたい地域の方や社会参加を求める若者」が「シールカットの作業をを通して」繋がることができたケースをご紹介させていただきました。
えっちゃんふぁーむ。さんのこれから
大岡さんは畑の近くを散歩している方をよく見かけるそうで、そういった方が畑に集まってお話をしたり、何か作業をしてもらったり、気軽にふらっと立ち寄れる場所を作れたらいいなと考えられています。
お野菜や農家さんのお仕事の一部を通して、地域の方が繋がれる場所が増えていくといいなと思います!
野菜の販売先
ちなみに、気になるお野菜の味を確かめていただけるのは、
・生鮮市場 いつも青空
・ニューヨークパパ
・JAあいち豊田 産直プラザ
・スナオマルシェ(偶数月 第3土曜日 新とよパーク)
※畑で、お野菜を購入することもできます(2~3日前にお電話にて要予約)。
なお、真夏は過酷な環境の農園ですが、実際に畑に来て、野菜作りのお手伝いをしたい人も求めています。
【野菜購入の連絡先】えっちゃんふぁーむ。 090-3257-9579
【活動参加の連絡先】とよた多世代参加支援プロジェクト 070-2244-1410
【住所】豊田市大林町5-266
【Instagram】https://www.instagram.com/etsunaetsuna/?hl=ja